レディ

うつ病の治療にかかる費用

看護師

うつ病の治療は長引く

うつ病をしっかりと治そうと思えば、精神科や心療内科に長期間にわたって通院する必要があります。診療1回あたりの費用は風邪やインフルエンザなどとそう変わりませんが、長期間にわたってしまうことがうつ病の特徴です。その期間が1年で済む方もいれば、数十年にわたる方もいて、症状を抑えるお薬をもらうためだけに一生通い続ける方もおられます。そのため、生涯での費用という点ではうつ病ほど費用のかさむ病気はないかもしれません。心療内科や精神科を選ばれる際には、まず処方されるお薬が、ひと月あたりどれくらいかかるものなのかをチェックしておくことが大切でしょう。もう一つチェックしておかなければならない点として、自立支援医療という制度があります。これは精神通院医療に関わる制度で、お薬代が高額であったり、長期にわたる通院を要する精神科の病気について、医療費の負担を1割にしてくれる制度です。精神科にかかることになったときは、まずこの制度を利用できるかどうかをチェックしてみてください。チェックポイントのような形で適用が認められる場合と認められない場合とが明確にされているわけではありませんので、精神科や心療内科の医師が診断書を書いてくれれば、それを役所に提出し、自立支援医療を希望する旨を伝えるだけで申請は完了します。後は役所での審査によって自立支援医療の適用が受けられるかどうかが決まるわけです。その意味では、自立支援医療制度の適用を認めてもらいやすい診断書を書くことのできる医師というのが、精神科においてはある意味で優れた医師と言えるかもしれません。うつ病に対する治療は効果が見えにくく、うつ病で精神科に行ってお薬をもらったが全く治らなかったという話はいたるところで聞きます。うつ病という病気自体に定型的な症状があるわけではなく、脳内の伝達物質の異常によって引き起こされる病気であることから、病状に個人差があるというところにも難しさはあります。まずは病院で受けた治療やお薬の効果が自分の症状を少しでも緩和しているかどうかをチェックし、緩和されているようであれば治療を続け、ある程度の治療を続けても良くなっているという実感が得られない場合には長期にわたる闘病を覚悟して自立支援医療制度を申請するというのが、費用の負担を最も安く抑える方法となるでしょう。